愚問自答「どうすれば年収が20%アップするか?」
日曜午後の楽しみである読書タイムで、今日は「年収を20%アップする仕事術」的な本を読みました。
「年収ねぇ。上がるもんなら上げたいネ」と思い、本自体はそれはそれで学びもあったものの、「20%アップ」の意味を考えてみようということで、今回の愚問自答は「どうすれば年収が20%アップするか?」です。
僕の持論では
年収=ストレス×労働時間
と考えてます。
(一般的には「顧客への付加価値」論が人気で、それはそれで正しいのですが、付加価値って自分じゃ測れないので検討スコープから外します。)
つまり、超シンプルに言えば、
労働時間時間を20%アップする=20%分のタスクにチャレンジすれば、自然と年収も上がるものと考えます。
もう一つの要素はストレスです。
要は人がやりたがらない=未開拓・キツい仕事をすると、これまた希少性も高まり、年収も上がる、と。
しかし、それでは夢がなさすぎるので、もう少し真面目に考えてみましょう。
20%アップというのは、「1つ上のポジション」とも読み取れます。
賃金設計にもよりますが、基本給アップ分+役職手当アップ分+昇格時昇給の合計値だと、20%くらいにはなるかと。
(昨今、定昇も経団連平均2.5%、中小企業平均で2.0%と驚異的ですしね)
つまり、かなり平凡ではありますが「ワンランク上」の仕事をすることが大事かと。
このあたり、木村剛氏の「投資戦略の発想法」で、"社内で出世するように仕事に打ち込むことの方が、下手に金融投資するよりよっぽど割が良い"と言った趣旨のことを言っており、若い時分の僕はナルホドと腑に落ちた記憶があります。
(ご本人はその後逮捕されてしまいましたが…)
年収アップの切り札の1つに「転職」というワイルドカードもありますが、これはなかなか悩みものです。
個人的には「転職するなら30%アップ」を1つのボーダーとしています。
もちろん、超劣悪な就労環境からの脱出とかなら話は違いますが、それ以外だと30%は一つの目安と思います。
万一転職先で「聞いてた話と違う!」というとき、30%アップなら「まぁー仕方ない…かぁ…」と思えます。
他方、20%なら「うーん、あのまま残っても上がったよなぁ」と思ったりするからです。
※ちなみに「タカシの外資系物語」の奈良タカシ氏も同様の趣旨のことを書かれていました。
とはいえ、最近は年収はスライドor若干下がるけど、プライスレスな経験が出来る、という転職の仕方もあり、それはそれで、将来的に回収可能なら良いと思いました。
一方、アマチュア労働市場研究家としては、「同じタスクだけど、業界が違うだけで給料が違うねぇ」という、"年収アービトラージ"も割と存在しているので、転職するだけでストレスフリーに年収アップも可能と思います。
(分かりやすく言うと、日系→外資に移るだけでソコソコ上がります)
いずれにしても、年収は結果論ですから、自分の希少性を高める努力が大事ですね。
結論:20%なら努力で何とかせい!