愚問自答「優秀な人が辞めていく会社は良くないのか?」
自分がナイスミドルな年齢になったからか、「人を送る」立場になる場面が増えました。
そして上司・先輩・同僚・後輩に限らず、
「おー、この人退職しちゃうのね。一緒に働きたかったなぁ」
と思うことが多くあります。
退職することで思い出や評価が多少なりとも美化されている可能性もなきにしもあらずですが、概ね、
「辞める人には優秀な人が多い」
という感想です。
一般的?には、優秀な人が辞める、というのは会社としては宜しくないと考えられていたのでしょうけど、果たしてホントにそうかしら?と思ったため、愚問自答してみます。
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大事なのは、
「優秀な人が"優秀"と評価されている」
という点です。
結局のところ優秀か否かは働きぶりによるので、
「ある人が優秀と評価されるということは活躍できるフィールドがその会社にある」
と考えます。
もちろん、「どこでも活躍できる人」という人も世の中にはいますが、やはりアサインされる仕事や一緒に働くメンバーが良いからこそ本来の能力が発揮されると思います。
その意味では、その会社は
「活躍のフィールドのある会社」
とも言えます。
また、一定の評価を得るにはそれなりの期間(短くても半年とか)在籍をする必要があるので、
「就労環境も悪くない」
とも言えます。
一緒に働く人が増えるほど、その人を評価する人も増えるため、
「優秀な人が複数の業務・プロジェクトに携われる分の時間を過ごせる」
というのは良いことと思いました。
加えて、
「優秀な人に対して"優秀"と言える雰囲気があること」
も大事です。
妬みや嫉みに溢れると、こういう噂は立たないので、素直な人が多い土壌があることは良い会社なんじゃないかと思います。
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ということで、辞め方にもよるとは思いますし、優秀な人が次のキャリアを歩むのは寂しいことではありますが、旅立つ人も、残された会社も双方に卑下する必要はないと思いました。
結論:
優秀な人が辞めていく会社は「人材輩出企業」と胸を張ろう!