日々是、徒然に愚問自答

生来の小心者なのか、単に暇なのか、、、、日々悶々と悩みや疑問が浮かびます。しかしながらその大半は取るに足らないことで、人様の貴重なお知恵と時間を拝借するのもはばかれます。そのため、自ら産んだ愚問には自ら答えて始末をつけようという試みです。通勤電車等でご賞味くださいませ。

愚問自答「やりたいことをやって生きるにはどうすればいいか?」

愚問自答では僕自身のモヤモヤをについて『きっと世間も同じように悩んでいるだろう』と勝手にすり替えて悶々と自答してきました。

そんなことを100回近くやっているうちに気付いたのですが、結局世の愚問の原因の80%くらいは『やりたいことができていない』に尽きるのではないかと思いました。

特に昨今のコロナ禍では「外出できない」「(お店・施設が)営業していない」という直接的なことに加え、「景気の先行きが見えない」「仕事のやり方が変わるのではないか」といった中長期的な要素も影響していそうです。

そこでこのタイミングだからこそ「やりたいことをやって生きるにはどうすればいいか?」という愚問について自答したいと思います。

 

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まず「やりたいことができていない」の構造について以下のように考えました。

 

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単純に考えれば6マスあるうち「やりたいことをやっている」のは左上1マスで、この「目標実現」マスが大きくなれば(マスの中に収まる活動が多ければ)幸せということになります。

それが難しい理由を考えていきます。

 

1.いきなり「やりたい」かつ「やっている」を出現させるのは困難

素直に考えれば「やりたいことを見つけて、やればいいじゃん」ということなのですが、これがなかなか難しいのです。
というのも『それができていれば最初から悩まない』からです。

ジョジョ第5部のプロシュート兄貴的に言えば
「頭の中に思い浮かべた時には!もうすでに終わっている」
という状態で、既に「目標実現」マスがビッシリ埋まっている人は「やりたいことをやって生きていきたい」と思うこともないでしょう。

そういうわけで「目標実現」マスは他のマスを経由して行くもの、と考えます。
その場合、最も近い「願望」マスと「惰性」マスから「目標実現」マスに移るのがよさそうな気がします(遠いと大変)。

 

2.願望→目標実現:制約の壁の高さばかりにとらわれず足元を見る

「やりたいことがある」というのは幸せなことです。
よって向かうべき場所が明確ならば、あとはそこに向かって進むべし!ということですね。

ただ、ここでも『できるなら既にやっているわい!』ということで、やっていないのには理由があります。

まず考えられるのは、お金がない、時間がない。
あとは、機会(チャンス、きっかけ)がない、人脈がない。
もう少し出すと、スキルがない、(親などの)許可がない、応援してくれない…

しかもそれらが「いつ解消されるか分からない」という場合もあり、厄介です。

とはいえ、もう一度言いますが「やりたいことがある」ということ自体が幸せなので、こういう場合は『叶える時期を仮決めして、壁を超える過程を楽しむ』という心持ちが良いと思います。

例えば、僕にはアメリカやオーストラリアの大自然を観ながらノンビリ暮らしたい」という願望がありますが、お金も暇も語学力もコネもありません

でも、僕は『55歳で移住する』と仮決めしているので(←これは大学生のときからブレていない)、以下のように壁を超える過程を描きました。

・お金:節約してコツコツ貯金(←少額ずつに実践)
・暇:55歳あたりで仕事をやめればいくらでもできる
・語学力:コツコツ勉強(←毎日10分ずつ実践)
・コネ:同じようなこと考えている人とネットや人伝えで知り合う(←これまだ動けてない)

おそらく「制約の壁」は『今すぐ解消したい!』という垂直跳びでは越えづらいので、『3/5/10年かけて越える!』という気持ちで時間を味方にして助走をつけた棒高跳びであれば越えられるのでしょう。
そしてその過程を楽しむことが大事と思います。ドラクエも途中の旅が楽しいのですからね。

 

3.惰性→目標実現:「やりたいこと」は友達が教えてくれる

おそらく「やりたいことができていない」と悩む人の多くはこの「惰性」マスにいて、「何かはやっているけどそれがやりたいことなのかが分かっていない」という状態と思います。
(僕も仕事やキャリアに関しては、この惰性マスにいることが多いです…)

ここでは自己理解の壁が立ち塞がり、モノの本を読むと、この壁の越え方として、自分に正直になる/意識のリミッターを外す/手帳に書く/宇宙と意識をつなげる…など紹介されます。

それはそれで自分に合うものを実践すれば良いと思いますが、僕のおススメは「友達と一緒に越える」です。
と言っても、自分のやりたいことに友達を誘って無理に付き合ってもらう、というわけではなく、友人に発信してみると良いということです。

例えば、僕はこれと言ってやりたいことがなく悩んでいた時期に「そう言えば文章を読むのは好きだから、いっそ読みたいものを書いてみるか」と思ってこのブログを書き始めました。
そして書いたブログを公開して友人と意見交換しているうちに「僕はキャリアにおけるストレスや悩みの解消に興味があるのだ」と気付き、今度はそのための活動として友人と交流したり、ポッドキャストを作ってみたり…と、「やりたいこと」が見え始めてきて、今に至ります
めざすは「日本からキャリアのストレス・悩みを失くす」で、これで儲けようとは思わないため(生活に必要なお金は会社勤務で得る)、今は賛同者を得るためにひたすら色んな媒体で拡散してみています(これ自体が楽しい)。

このように自己理解では、やっていることの価値を自分だけで判断するのでなく、それに興味を示したり賛同しれくれる友達がいて、価値が見えてくるのだと思います。

 

4.気が向かない:とりあえずスマホで何か始めてみる

「何となくやりたいことはありそうだけど明確でなくて、結局何もやってない」という人も多いと思います。僕も基本そうです。

そういう場合は、スマホで何か始めてみるのが良いと思います。
というのもこの現代において、「スマホでできないこと=それなりに手間のかかること」なので、それは億劫です。
むしろ手軽にできるし、手に持っている時間が圧倒的に長いスマホだからこそできることをしてみましょう。(PCだと開く必要があり、PCを開くには机やテーブルに置く必要があり、それには片付けが必要だったりして色々大変なのです。スマホは寝ながらもできるので最高です)

例えば、僕はこのブログはスマホで始めて、通勤時間で書いてました。(過去形なのは、愚問小説を境に図を入れるようにしたためPC/タブレットで書いている、ということです)また、最近始めたポッドキャスト配信も「anchor」というアプリ1つでできてしまいます。

別に何か発信することだけでなく、人とつながるのもスマホでOKです。
例えば、SNSでちょっと興味あることを書いている友人に「いいね」だけでなくコメントを書いてみましょう。100個の「いいね」よりも1つのコメントの方が嬉しかったりするものです。そしてコメントに返事がきて、距離が近づくとメッセージとかで意見交換しているうちに「あ、こういうことに興味あるかも…」というのが見つかったり、友人から「今度〇〇してみない?」と誘われるかもしれません。

スマホで手軽に1日2~3個くらい何かしていれば、それらの種まきから「願望」「惰性」が出てくるでしょう

 

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 生きる上で「やりたいこと」を見つけ、「やっていく」ことは非常に難しいです。
ということは、大半のことはそこに辿り着くまでの過程であるわけでして、その過程を楽しむことに人生の意味があるのかもしれません。

 

結論:
友達と交流して色々やってみる!