日々是、徒然に愚問自答

生来の小心者なのか、単に暇なのか、、、、日々悶々と悩みや疑問が浮かびます。しかしながらその大半は取るに足らないことで、人様の貴重なお知恵と時間を拝借するのもはばかれます。そのため、自ら産んだ愚問には自ら答えて始末をつけようという試みです。通勤電車等でご賞味くださいませ。

愚問自答「弱くても幸せに働くには?②」

ま、また間が空いてしまった…。

このテーマはちゃんと書きたくて、そうすると仕事で脳を使い切る平日は難しく、休日もリラックスして休んでいるうちに過ぎちゃって…

というのを3週間くらい繰り返していましたが、ようやく重い腰を上げました。

 

さて、今回は「弱い」ってどういうことか?

について考えてみようと思います。

 

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1.一人じゃないから弱くなる

仕事における『強い』とか『弱い』ってなんでしょう?

仮に職場にマウンテンゴリラがいたら、そのゴリラは『強い』でしょう。
でも、こちらが100人くらいいて、全員が麻酔銃と防護服を装備していれば、こっちの方が『強い』ことになります。(なんちゅー例えだ)

つまり、『強い』とか『弱い』というのは相対的なものなのです。
パワーの比較相手は社内のヒトだったり、顧客だったりします。

自分だけの世界にいれば摩擦もないでしょう。ノンビリといけそうです。
ただ、一人で完結して仕事をするというのは結構難しいと思います。個人事業主や自作のものを通販で売っているという形態だから一人で完結ということでなく、顧客や協力者とか必ず何かしらの接点があるはずです。

いつかの愚問自答で書きましたが、経済活動はループするので誰かが誰かの顧客になります。つまり『仕事=経済の輪の中での活動』をする限りは何らかの関係性において強弱が生じると考えられます。

piropiro2000.hatenablog.com

 

ヒトが仕事をする上で完全なる一人にはなれないし、一人じゃなくなったら強弱関係が生じる。

ただ、一つだけ光明を見出すなら
『自分の弱さを感じているとき、あなたは一人ではない』
ということでしょうか。(なんか、名言ぽくして一旦しめておく)

 

2.仕事する上で悩む「弱さ」は「性格」に起因する

強い・弱いって言っても「何について?」と思うため、仕事におけるヒト対ヒトの強弱を決める要素として以下をあげてみました。

①ポジションパワー(関係性や権限によるもの)

②知識・経験

③地頭

④体力・ガッツ

⑤攻撃性・好戦性

この5つのうち、①ポジションパワーは優越的地位がどうこうとかパワハラ、カスハラという言葉にあるとおり、社会問題になっているものです。
その意味ではすでに社会が解決策を考えて始めているので、そこにあまり一人で悶々とせず、流れに任せましょう

②知識・経験は、強さ・弱さが流動的です。昔は長く働く人が知識・経験を蓄積して有利でしたが、最近は新しい知識を早く吸収して使いこなせることがビジネスで重要だったりするので、年齢とか関係なくなってきている気もします。
また、職場が変われば必要な知識・経験も変わるし、その職場の人が保有する知識・経験も異なるので、いざとなれば転職や異動して自分の得意ゾーンにいけばよいのです。

③地頭は、仕事の成果に影響を与える要因ですが、『他者との地頭の良さは簡単に比較できない』ので、放っておきましょう。

④体力・ガッツも、仕事の成果に影響を与えますが、残念ながらヒトは年を取ると体力・ガッツが低下するので、この要素での強弱も長期戦をあてにして放っておきましょう。

というわけで、僕としては、仕事する上での強弱で一番厄介、かつ人を悩ませているのは実は⑤攻撃性・好戦性だと思います

つまり『性格悪いやつに当たったらヒトは弱くなってしまう』と思うのです。

 

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このように考えると、仕事において『弱い』というのは『優しさ』に起因するのではないかな、と思うのです。

よって、弱いから仕事ができないとも思わないし、もっと言うと『弱いことは悪いことではない』とも思います。

とはいえ、多くの人は心がくじけた経験があると思います。僕も何度かあります。

そこで次回は『うーん、弱っているなぁ』というときにどう心を立て直すか、ということについて考えていきます。