愚問自答「弱くても幸せに働くには?①」
ここ1ヶ月、人を通じて色々と学ぶ機会が多く、愚問が浮かばず更新してなかったのですが、ふと「別に愚問にしなくていいのでは…?」と思ったため、ちゃんとしたテーマで書いてみます。
『弱くても幸せに働く』というのは、僕が一人で進めている『日本から仕事のストレスとを失くすプロジェクト』のコンセプトとなりつつあるテーマで、最近になって言語化できました。
「弱さ」を肯定的にとらえる考え方については、3年ほど前に読んだ「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」で初めて触れました。
おそらく他にも心理学的なアプローチもあると思うので、それも勉強します。
(おススメがあれば教えてください)
そんなわけで全何回になるのかは不明ですが、これから数回にわたり
『弱くても幸せに働くには?』
というテーマで書いていきます。
今回はこういうことを考えるようになった背景を自分語りしましょうかね。
ご興味あればご覧ください。
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ナイスミドルとして働くなかで、色々と思うことがあります。
・成果が求められるとガッツやスキルのある人が重宝される。
・でも人は必ずしも強くはない。むしろ普通は心が弱い人の方が多い、と思う。
・一部の強い人が突き進むキャリアが正しいとも思えない。
・それでも成果を価値とする社会では、弱い人は生きづらさを感じるのではないか。
僕自身はビジネスの荒波の端っこの方をコソコソと目立たないように歩き、そこそこやりたい仕事を低ストレスでやっているとは思いますが、それでも
「う~~ん、気が重いなぁ。。。」
と思うこともよくあります。
30歳前後の頃はある種『成長ハイ』で、「何が来ても大丈夫!日々成長成長成長!」という感じでしたが、冷静に考えると『成長ハイ』ってものすごくモノカルチャーな風土じゃないと成り立たないのですよね。
ゆえにコンサルのようにハングリーな人種の多い業種との相性は良いのでしょうが。
で、人は思ったよりも強くないから一時的にはものすごく頑張れてもどこかで心のアキレス腱が伸びちゃうんです。(僕も外資コンサルの時に心のアキレス腱をやっちゃいました)
僕が最近学び気に入っている言葉で、この状況を『元気の前借り』と呼んでます。
あくまで借りているだけなので、どこかで元気のツケ払いをしなくちゃいけないわけです。
つまり『強くなろうと思っても人には限界がある』ということなのです。
若いときは『自分を強くして、周りも強くする』と熱中していましたが、今は『みんな弱さを抱えている前提で、成果よりも心の充足を実現する』ということをめざしています。
ここで少し解説します。
『強くなろうと思っても人には限界がある』と言うと、
「でも世の中にはすごいパワフルで成果を出す人がいるじゃないか」
という意見も出るかもしれません。
おそらくこういう人は『周りの人の元気まで自分の元気として取り込んで成果を出している』という人で、一時的には無敵の人ですが、3年間くらいの時間軸で見ればどこかで他人の分までツケを払わされています。
僕の経験則でも、この手の人はちゃんとどこかでツマづいており、つくづく因果応報だなと思います。
もう一つ、いまは『みんな弱さを抱えている前提で、成果よりも心の充足を実現する』をめざしていますが、僕自身、実践し切れていないのでマネージャとしてこれから1年間で自分のスタイルを作っていこうと思います。
(僕と働いたことがある人は分かると思いますが、僕自身もそんな大した者ではないので…)
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以上、今回は『弱くても幸せに働く』をテーマにしようと思った背景の考えを書きました。
次回あたりから具体的に「どうする?」を掘り下げていきたいと思います。