愚問自答「質とスピードは両立不可か?」
来月から働き方に関する法制度が施行されることを踏まえて、本日は「質とスピードは両立不可か?」という愚問に自答します。
この愚問には前々から持論があり、僕は「速い方が正確で質が高い」主義者です。
これは、速い=慣れている/スキルがある=正確性や品質も一定、という考えに依ります。
一方で、質が低い・ミスが多い人は大抵、初稿も遅いです。
これも理由はシンプルで、「できないから時間がかかるし、モノも悪い」、「ヘタの考え休むに似たり」。
ただ、何となく世間の意見を聞いていると、あたかも質とスピードは両立不可のような言も多いです。
最初は「わかってないネ」と鼻で笑っていましたが、真摯に耳を傾けてみると、どうやら「質とスピードは両立不可」という主張も一理ありそう。そしてその理が気になる。
思うに「質とスピード、両立不可論」の背景には、「質」に関する以下2つの隠れた前提がありそうです。
・質が高いもの=複雑に作り込まれたもの
・質が高いもの=丁寧に1つ1つ目視や手で確認したもの
そりゃ、複雑に作り込み、かつメチャ丁寧に確認したら時間もかかりますな笑
しかし、この前提はホントにそうなのでしょうか?
1つ目の複雑性については、質とは関係ない気がします。かえってバグが多いし、再生産性・再現性も低そう。
一言で説明できないことは、大抵何か隘路ややましさを隠しているので、質も怪しい。
2つ目は、いまや機械やソフト・システムの方が余程正確です。
目視よりはエクセルで関数組んだチェック計算の方が信頼が置けるし、速い。
逆を言えば、チェック計算ができないようなものを目視で確認する場合、何を目視してるのか不明です。確認したフリをしていないか?
ということで、敢えてグルグルと考えてみましたが、持論を覆すには至らずでした。
結論:仕事の速い人は質も高い!