愚問自答「月曜朝の憂鬱は悪か?」
誰に頼まれているわけでもないのに、「愚問自答」などといったコラムをしたためているのは、それほど日々思い悩むことが多いからなのですが、果たして悩むのは悪いことなのか?と思うわけです。
悩ましいといえば、日曜夕方〜月曜朝の憂鬱。
僕もかれこれ十何年の社会人生活を送っていますが、憂鬱じゃない月曜日はないと言っても過言ではなく、計算すると実に500回以上のマンデーブルーを経験しています。
日曜夕方〜月曜朝の憂鬱をなくすことに関してはもう諦め、どう付き合うかを模索してます。
この憂鬱を憂鬱のまま放っておくのも実に勿体ないですよね。
憂鬱を再エネのように発電に活かすのにはもう少し技術発展が必要そうですが、「憂鬱を人生の糧にできないか?」という愚問に自答します。
僕もいつも出来ているわけではないですが、
憂鬱なときは「忘れよう」「気にしないようにしよう」とするより、
「何が憂鬱か?」と憂鬱の正体に向き合ってみることが有効です。
例えば、「仕事かぁ、ヤダなぁ」と思ったとしましょう。
その理由を要素分解してみると、いくつかの可能性が見えてきます。
1.仕事の量:やることが多い、早く帰れない
2.仕事の質:出来るかどうか自信がない、怒られそう
3.職場の人間関係:同僚がアホとか性格悪く、要は顔を合わせたくない
4.外部の人間関係:クライアントや協業先がアホとか性格悪く、要は声も聞きたくない
5.その他:上記のいずれでもないが、何となく億劫で仕方がない
とりあえず、5の場合は「みんな、同じだよね」と諦めるしかないです。
1の場合は、自分の処理能力アップや段取りの練習機会だと、タイムトライアルをしてみるのも一考です。
業務量を上司のせいにするのはあまり生産的でないです。
何故なら古今東西、上司というのは部下から見れば得てして無能というのが定説なので、それを再度説いても、ただ腹が立つだけです。
2の場合は少し考えものです。
2〜3か月でキャッチアップ出来る/改善の兆しを意識できるのならば頑張るべきと思います。
半年以上経っても出来ない、自信がない、という場合はいくつか問題がありそうです。
(1)業務が世の中の誰にとっても無理な内容
(2)説明・指導できる上司・同僚が皆無
(3)仕事が圧倒的に自分に向いていない
これら(1)〜(3)は極めて解決困難なため、それは憂鬱を通り越してアラートをあげるか、異動・担当替えを考えた方が良さそう(このタイミングでの転職は頭がネガティブになりがちなのでおススメしません)。
3の場合、あくまで自己評価ベースですが、自分は相対的に優位なスキル・能力を有するということになります。
ということは多少自分が手を抜いてもアホな同僚には分からないため、気楽に仕事をすれば良いのです。
それでも腹立たしい場合、特に上司がアホとか性格が悪い場合は、転職活動をするのもありです。
個人的な経験ですが、転職活動で外に目を向けているうちに、不思議と内部の人間関係が改善されることもあります。
(その上で辞めるか続けるかは個人の自由です)
4の場合、すぐには難しいかもしれませんが、そういう人とは一旦、仕事の関係を切ることを考えましょう。
一度離れる=利害関係がなくなると、意外と仲良くなったりします。
また、「この人との仕事を切るには…」と頭の中で30分くらいシミュレーションすると、案外「まぁ、そこまでしなくてもいいか」と許せてきたりします。
と、色々な悩みがあるかもしれませんが、憂鬱であるということは問題があるということで、
問題に気付くあなたの繊細さや真面目さは、きっと誰かが評価していると思います。
…と思って、自分を励ます日曜夜です笑
結論:仕事の量・質、内部・外部の人間関係、のどれが要因か考え、対策をしてみる。