愚問自答「何やってるのかよくわからないけどすごい人は何がすごいのか?」
製造業の人事という非常に堅い仕事でキャリアをスタートさせたのに、好奇心と自尊心をこじらせてしまった結果、
今となっては自分が何を生業としているのかよくわかりません。
ただ、類は友を呼ぶとはよく言ったもので、周りを見渡すと同様に「何やってるのかよくわからない人」がたくさんいます。
そして、「よくわからない」度が高い人ほど、事業を結果的に上手く行かせており、パフォーマンスが高そうです。
これは何か?
僕自身はただのキャリア浮浪者のため決してすごくはないですが、周囲の方々を鑑みて
「何やってるのかよくわからないけどすごい人は何がすごいのか?」
という愚問に自答してみます。
僕の周囲には20人くらい「何やってるのかよくわからないけどすごい人」(長いので以下、「何すごな人」とします)がいるので彼ら彼女らをモデルに抽出してみると、以下の要素がありそうです。
1.専門性の引き出しが多い
2.知り合いが多い
3.体力がある
以下、それぞれについて咀嚼してみます。
1.専門性の引き出しが多い
何すごな人には個人事業主も会社員もいて、一応所属や肩書がついているわけですが、実際の仕事をみると、全然その範疇に収まっていません。
最初は人事の話だったのがゴリゴリと製造ラインの改善をしていたり、逆に新規事業の話だったのが気づけば採用・評価の改革をしていたり…。
事業に関する仕事をしていれば、深掘りするうちに当初テーマとは違うテーマが真因だったりするため、このシチュエーション自体は納得ですが、それに対応できることがすごい。
一人ひとりと話すと大変な勉強家、または現場経験が幅広く、ストックしてる打ち手の数が多いと思いました。
2.知り合いが多い
上記の通り、個々の引き出しが多いことはさることながら、「自分は門外漢だけど、それを解決できる友人を知ってる」というパターンも多いです。
そしてそのご友人がこれまたすごい人だったりして、
「一体、どうやって知り合ったんだろう?」と疑問に思ってしまうほど。
思うに、引き出しが広いと、自分以外の方への受容性や敬意も高く、友人も多くなるのでしょう。
3.体力がある
結構、「この人、いつ寝てるんだ?」という人も多いです。
鉄人28号ではないようなので本人に聞くと「いやー、人並みには寝てるよ」と言いますが、
瞬間的な爆発力というのでしょうか、いざというときの集中力がハンパじゃないです。
以上のように考えると、多大なる好奇心と受容性、体力が構成要素のようですが、そんな人間はそう多くなく、結果的に「何すごな人」は重宝がられるのでしょうね。
ちなみに「なぜ、この人は何すごな人になったのか?」というのは元人事パーソンとしては大変興味深い愚問なのですが、それはまた個別に話を聞きながら整理したいと思います。
(20人くらいに話を聞くので1年半後くらいに書きます)
結論:何すごな人の好奇心、受容性、体力のうち、1つでも見習いたいものです。