日々是、徒然に愚問自答

生来の小心者なのか、単に暇なのか、、、、日々悶々と悩みや疑問が浮かびます。しかしながらその大半は取るに足らないことで、人様の貴重なお知恵と時間を拝借するのもはばかれます。そのため、自ら産んだ愚問には自ら答えて始末をつけようという試みです。通勤電車等でご賞味くださいませ。

愚問自答「安心する説明のコツとは?」

久々に歯医者さんに行きました。

メーカからコンサルに転職したときに受けた研修で初めて知ったのですが、歯医者さんはコンビニ並に多いらしいです。

(かれこれ10年近く前なので今はコンビニの方が多いかな?)

 

歯医者さんをどこにするか?というのは転居する度に悩ましいことだったのですが、いまの先生は5年くらいお世話になっています。

 

思うに、歯医者さんこそ「相性」が大事で、上手い下手よりも「説明の安心感」が背景にあると思います。

 

僕が通っている歯医者さん(ジャガー横田の旦那さんにクリソツ)は、診療時間が柔軟というのもありますが、説明が自分にとって心地よいところがお気に入りのポイントです。

 

というわけで、今回は「安心する説明コツとは?」というテーマで考えてみます。

※ちなみに説明力については、田中耕比古氏の「一番伝わる説明の順番」が最もわかりやすく実践的で秀逸です。https://www.amazon.co.jp/dp/B07DK7BCGS/ref=cm_sw_r_cp_api_i_p3ZPCbR8P2NQN

 

僕が先生に安心感を抱くポイントとして以下3つがあります。

 

1.症状+αを話してくれる

2.ステップバイステップの治療方針を示してくれる

3.僕を責めない

 

それぞれ具体的に噛み砕いてみます(歯だけに)。

 

1.症状+αを話してくれる

 

「ここがこういう状態です」という説明をしてくれるのはもちろん、「神経には届いていないので痛まずに治療できます」「歯周病歯槽膿漏ではないです」という話も、仰々しくなくフレンドリーにしてくれるのでホッとします。

 

2.ステップバイステップの治療方針を示してくれる

 

歯の治療は何度か通う必要があるため、働き盛りのナイスミドルには難儀なものです。

それを見越してか、単に先生の好みか、「優先順位は◯◯、◯◯で、◯回に分けて、この順番でやりましょう」という感じで説明してくれます。

当然門外漢なので、方針はお任せですが、何回かかるのかを教えてくれるのはとてもありがたいです。

 

3.僕を責めない

 

虫歯なので、突き詰めると僕の歯の磨き方や、予防診療が十分でないのが原因だと思いますが、そのあたりを追及されないので気持ちが楽です。

(自分の名誉のために言うと歯磨きはちゃんとしています…一応)

 

数年前、最寄りの歯科医の方にひたすらディスられたことがあり、「コイツ…」と思った経験があったので、そのギャップもあり、今の先生は非常に温かみを感じます。

 

ということで、歯という自分では見えないところだからこそ、安心感のある説明は大変ありがたいなぁと思いました。

 

これはコンサルティングでも同じかなと思います。

現状分析を精緻に、専門的にやるほど課題は見えますが、クライアントを不安にさせる説明は望ましくありません。

クライアントはディスられることにお金を出すのでなく、前向きな成長・発展のためにフィーを捻出していただいているので、そのあたり今一度肝に銘じていこうと思いました。

 

 

結論:

説明は切れ味も大事だけど、相手を安心させることも圧倒的に重要。