愚問自答「ハブ人材か、専門人材か?」
パラパラと記事を読んだり、講演を聞いたりすると「専門人材をつなぐ、ハブ人材になろう!」的な話が出てきます。
※ハブ人材の「ハブ」は「ハブ&スポーク」とか「ハブ空港」のハブで、マングースと戦う方のハブではないです。
(「ハブ」は適切な和訳がない言葉の一つですね)
今日は「専門人材とハブ人材、どっちになるか?」という愚問自答です。
結論を先に言いますと「両方」です。
組織や人材の話が好きなので色々と見聞きしていると、本来二項対立すべきでないことが何故か二項対立されることが多いのが困りものです。
(前に書いた、ゼネラリストとスペシャリストは最たるものですし、リーダーとマネージャーも同様)
この愚問が脳内で浮かんだのも、
「ハブ人材は確かに大事だけど、みんながハブ人材になったら困るじゃん。
むしろ世の中的には専門人材が少ない方が問題なんじゃないかしら」
と思ったことが背景にあります。
僕の周りにもハブ人材的な方は何名かいますが、そのような方々も個々人として高い専門性や他者にないスキルを有してます。
要はスタンド使いはスタンド使いに惹かれる、という例のアレです。
他方、「単に顔の広い人」というのもいますが、これは余り魅力的でないです。
テーマがないので、協力しようがないのです。
「自分には何も専門性はないけど、知り合いはたくさんいるので紹介できます」というのは胡散臭く感じます。
おそらくハブ人材の大事さを語ってる人も決して専門性を軽視してるわけではないと思いますが、言葉が流行ると本来の意図と違った解釈になってしまうので、自分を律する意図でしたためました。
結論:ちゃんとしたハブ人材になるのにも専門性は必要。つまり、目指すなら両方。