愚問自答「"働き方改革"に何となくイラッとするのはなぜか?」
4月になり働き方改革関連の法制度が諸々施行されてます。
で、これは僕だけなのかもしれないのですが、なんか働き方改革の施策を聞くとイラッとする。
僕は基本的にはアンチ長時間労働で、可能なら4時間/日・週休3日くらいがちょうど良いため、労働時間削減には大賛成なのですが、それが施策としてルール化されると別次元でイラッとする。
ということで、今回は「"働き方改革"に何となくイラッとするのはなぜか?」としてみます。
※働き方改革には様々な要素がありますが、ここでは労働時間削減と休暇取得にフォーカスします
なぜ目的には賛成なのにルール化されるとイラッとするのか?
その構造を以下のように分解してみました。
1.ビジネスモデルとの不整合
2.解決策がない中での社会的トップダウン
それぞれ考えてみましょう。
1.ビジネスモデルとの不整合
根本的に働き方というのはビジネスモデルに基づきます。
昨今コンビニ界隈で起こっていることはまさに働き方を変えることによるビジネスモデルのチューンナップですよね(個人的にはコンビニは7〜21時くらいで十分と思いますが)。
つまり、本来は働き方改革をするなら、ビジネスモデルとヒューマンリソースの関係性も見直さないといけないのですが、全くここの議論がされていません。または議題にあがっても、ビジネスモデルは簡単には変えられないとすぐに諦められる。
翻せば、ビジネスモデルに踏み込まない働き方改革は、小手先の数字作りの域を出ないです。
よって僕としては「こんな大事なことが議論されずに、世の中、本気でやる気あるのか」とイラッとするのです。
2.解決策がない中での社会的トップダウン
上記のように、本来、働き方改革というのはものすごく難易度の高いテーマなのですが、
「生産性を上げよう!そのためにはイノベーションが大事!」
と、つまり「頑張ろう!」以上のことが示されないまま法制化されている気がします。
実際問題、頑張ったり工夫するしかないのでそれ自体はやむを得ないのですが、それがトップダウンでくるとイラッとしますね。
平たく言えば
「あなたにだけは言われたくない」
「あなたが消えてくれれば仕事が減るので早く帰れます」
ということが職場とか会社の単位でなく、社会的規模で生じていると思いました。
以上のように考えると、働き方改革自体は目的はものすごく賛同できるのですが、ルール化されると残念な感じになっちゃったなぁと思いました。
(あと、根本的にはそんないちいちイラッとしないのが大事ですよね…)
結論:
週休4日でもいいかな。