愚問自答「"良き組織人"とは?」
今となってはナイスミドルな僕ですが、若かりし頃に「あー、自分は多分出世というものはできないだろうなぁ」と思うことがあり、以来、「社内吟遊詩人」を勝手に決め込んでいます。
というのも、「滅私」というのがとにかく嫌で嫌で仕方がなく、いわゆる「組織の論理」に黙って従うことは苦痛以外の何でもない、と思ったからです。
一方で、会社員でいることにもメリットを感じており、
・手続きを誰かがしてくれる
・友達がいる
・日常的に知的好奇心が刺激される
・規則正しい生活ができる
と、会社員生活を満喫しています。
というわけで、独立する気概・度胸・スキルはないけど、コマンダー的な帰属は嫌という超ワガママを承知の上で僕なりに思う「"良き組織人"とは?」を考えてみたいと思います。
パッと思いついたのは、
1.利益に貢献している
2.顧客獲得に貢献している(ブランド、パブリシティ含む)
3.業務高度化・効率化に貢献している
4.人材育成に貢献している
と、要はバランスドスコアカードに当てはまるようなことが浮かびました。
ただ、これを全部できる人はいないだろうし、何より教科書的で面白くない。
(尤も、面白い/面白くない、という話ではないかもしれませんが)
ということでもう一度考え直すと、以下の2つが浮かびました。
1.本人はもちろん、周囲を前向きにする
2.優しい
小学生みたいな考えですが、突き詰めると上記2つかな、と思いました。
1.本人はもちろん、周囲を前向きにする
組織というのは放っておくと水が淀むがごとく停滞するので、とにかく明るく前向きな人は良い人だなぁと思いました。
後ろ向き組織だと、日々が退屈ですし、何より気を病みます。
当然、局面によっては「今が辛抱…」というときもあるでしょうが、黙って耐え忍ぶくらいなら頭使って打開策を考えた方が建設的です。
そしてそれが周囲に波及すると、とても良い感じの組織づくりに貢献できるのではないかと思いました。
2.優しい
これ大事です。
色んな組織に属してみましたが、やっぱり優しい組織は良いですね。
「優しい」だと分かりにくいなら、「性善説」と言い換えても良いです。
個人的な経験からは「組織か個人か」という際に「個人」を尊重できるかが優しさのポイントと思いました。
古今東西、人は何かのときに「組織のために」と、自分の考えをあたかも組織の考えのように見せる癖がありますが、本来は組織構成員である個人にフォーカスしないといけないんじゃないかね?と、吟遊詩人的には思いました。
ということで、果たしてこんな考えの僕が会社組織という場所にどこまで居続けられるか、身を呈した社会実験をしてみます。
(いつかブチ切れられてクビになったらそのときに考えます)
結論:
とにかく明るい安村さん的になろう!