愚問自答「組織へのコミットはどのようにして生じるか?」
有り難いことに、友人からお題をいただいたので愚問自答してみます。
ちなみに「コミット」の定義は様々と思いますが、ここでは「エンゲージメント」「ロイヤルティ」と敢えて区別しないで(ややこしいから)、
「『この会社で頑張ることが自分のためにもなるから理念や目標に向かって頑張ろう!』という前向きな姿勢」としておきます。
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自分のキャリアを振り返ると、我ながらそれなりにコミット高く働いてきたように思います。
何故か?
端的に言うと、以下2つの要素があります。
1.所属してる会社が好き
2.自分が成長できる
それぞれ噛み砕いて考えてみます。
1.所属してる会社が好き
僕は今まで縁あって3社を経験していますが、いずれの会社も好きです(退職した後も)。
どういうところが好きか、というと、共通して「企業理念にオリジナリティがある」「人が楽しい」というところでした。
「自分がこの会社の一員でいることで、世の中にこういう良い影響を与えているのだろう」と感じることは、とても素晴らしいことです。誇らしく思えます。
一方、「うぉー、誰も体現しとらん!」となると、一気に冷めてしまうのも考えものです。
また、人については、ぶっちゃけると職場やプロジェクトメンバーに依るので、かなり運の要素が強いです。
いずれにしても、「楽しい仲間と世の中を良くしよう」という素朴な気持ちが、会社への所属意識や、目の前の仕事への意味付けをしてくれます。
※ちなみに自分でも不思議なのが、僕は「このお客さんのために頑張ろう!」と思うことはあっても「この上司のために頑張ろう!」とはあまり思わないのですよ。。上司を軽視してるわけではないですが、モチベーションのレバーがそこにはないのでしょうね。
2.自分が成長できる
これも僕にとっては大事です。
といっても常時目をキラキラさせてるわけではないです。
元来、マンネリがあまり好きでなく、仮にルーティン業務をするにしても改良したくなるのですね。
質的な高さを求め過ぎるのは自分にもシンドイから、例えば「こうすればあと2時間早く帰れる」という感じの工夫も結構好きです。
難しいのは、ナイスミドルになると自分の成長よりチームの成長を考えなくちゃいけないことですが、これは未だにあまり得意ではないですね。。
「チームの成長を促すことが自分自身の成長」と前向きに捉えられれば良いのですが、これまたチーミングの難しいところで、成長意欲が低いメンバーがいたりすると、これは相当骨が折れます。
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書いてみると、コミットの要因はかなり個性や好みが出ますね。
平たく言うと僕は部活みたいな雰囲気が好きなのですな。
結論:
理念はやっぱり大事。そこで楽しく成長できるなら尚良し。