日々是、徒然に愚問自答

生来の小心者なのか、単に暇なのか、、、、日々悶々と悩みや疑問が浮かびます。しかしながらその大半は取るに足らないことで、人様の貴重なお知恵と時間を拝借するのもはばかれます。そのため、自ら産んだ愚問には自ら答えて始末をつけようという試みです。通勤電車等でご賞味くださいませ。

愚問自答「どうすれば納得した働き方になるか?」

働き方についてはテレビ、新聞、ネットニュースetc…でほぼ毎日見かけますが、どうもシックリときません。

 

というのも、

a.心身の健康のため長時間労働の制限

b.成果を出す上での裁量

という2つの角度がバラバラで話されており、おまけにそれぞれは単独で見るとどちらも正しいからと思いました。

 

そんなわけで、「働き方」については自分の中でも釈然としないテーマだなぁと思っていましたが、ふと自分の中では整理のいくキーワードを見つけたので愚問自答します。

 

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僕の考えをすごくシンプルにいえば、

「自分が納得の行くアウトプットを出し、サッサと帰る」

に尽きます。理想は週休3日で残業なし+1カ月の休暇です。

残念ながら実現にはいたっていませんが、おそらく残業時間は業界の中でもかなり少ない方であると思います。

 

ここの大事な点として、一つ目のキーワードは、

「自分が納得の行く」

です。

 

一般的には「相手(顧客・上司等)が納得の行く」だと思うのですが、そうすると労働時間は青天井になりがちです。

 

中途半端に自己啓発をしている世のオッサン(←ナイスミドルではない)は、「顧客第一」「顧客目線」

という美辞麗句をとりあえず言ってるだけで、中身は思考停止していると思います。

そういう人は実際自分でもクオリティの基準を持たず、「あらゆる可能性を考えよう」と言った形になります。

要は楽なのですよね。判断者を自分の外に置いた方が。

 

あくまで僕の経験に基づきますが、、、

役務提供先(クライアントなり上司なり)の言っていたことを数年後に振り返ったとき、当時の考えが正しかったという確率は「ゼロパーセント」です。

ことごとく違います。

 

では自分が言ってたことはどうでしょうか?これも数年後に振り返ったとき、正しかった確率は「ゼロパーセント」です。

 

つまり、先のことを予想して色々やってますが、誰も正しいことなど言えないのです。

 

そうすると、あとは発注者パワーにおいて下請法ギリギリ(またはアウト)の要請をするのが、日本の商習慣の常ではありますが、それに応じて品質が上がった経験もほぼ「ゼロ」です。

 

したがって、僕としては「その後、大失敗したときに責任を糾弾される可能性もひっくるめて」を頭言葉に「自分が納得の行く」を基準にすれば良いと思います。

 

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では「自分が納得の行く」に到達するにはどうすれば良いか?という問題ですが、ここで僕の思いついた2つ目のキーワードとして、

「ゾーンに入って考えたか」

が挙げられます。

 

世の中、どれほどの人が経験しているかわかりませんが、「ゾーン」に入ったときは、時間の流れから解き放たれて爆発的な集中力やひらめきにより、あっという間にアウトプットできたりします。

 

おそらく冒頭の裁量派の方々はこの考えで、ゾーンに入ったときにいちいち細かく労働時間を覚えちゃいないという話だと思います。

 

ただ、危ないのは「いくら考えても納得がいかなくて…」と長時間労働になるパターンが、若い人や未習熟者に多く見られます。

この場合、集中力のコントロールを学ぶ必要があり、短時間で一気に脳に汗をかくトレーニングが重要です。

 

幸い、スポーツ選手でなければ「ゾーンに入ったか否か」というのはあくまで自己申告(≒思い込み、妄想)のため、自分の中で「あぁ、今日は良い感じだったな」と思えればokです。

あとは意識してその状態に持っていければ、かなり時間を圧縮した働き方になると思いました。

 

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結論:

時間管理だけでなく、アウトプットのクオリティにも自己の裁量を持つ。

その上でゾーンに入り、時間を圧縮する。